エゲレスとは、こーゆーところてす。
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西洋医学では身体を冷やすことの経過と結果をデータにしていないけれども、東洋医学ではその因果関係が体系化された科学的知識として蓄積されている、と近所の中国人の医師や鍼灸師が口を揃えて言います。そうでしょうか?寒ければ、誰でも風邪を引き易くなるのではないのでしょうか。洋の東西を問わず、医師たちの意見もよく判りません。 科学がデータを元にした体系的思考だとすれば、それは信仰の対象にならない筈ですが、どうやら娘には、医師の言うことだから無条件に信ずるという思考形態が出来上がってしまっているようです。そうです、科学は信仰するものではありません。科学的態度とは、「待てよ」と原点に立ち返り、疑問を投げかけること、つまり思考を停止させないことなのです。 当 まず、英人との会話から、思うことは「風邪」とは必ずしもcoldではないということであります。 「中耳が痛い」 「鼻水が出る」 という耳鼻咽喉科のお世話になる範囲の感染症が日本語でいうところの「風邪」であるとするなら、 一般的な英人の言うcoldとは、 「鼻水が出る」 くらいのことのようです。 英人医師に尋ねると、 「日本の風邪の諸症状をひっくるめるて、coldと呼ぶことは可能だ」とのことで、 Respiratory infection(呼吸器系の感染症)とは専門的に言えるとのことです。 看護婦にあっては一般人と同じ認識です。 つまり、 「中耳が痛い」は、inflammation of tympanumの症状 「鼻水が出る」は、running noseでcatch a cold だから、喉が痛いことと、風邪とを別個のものとして認識する英人たちが多くいるということです。でも、全部インフェクション(感染)から来た症状だろ! 英語が堪能な方でも、英米人とのコミュニケーションが成り立たなかった経験はあると思いますが、こんな身近なところでもありうるんですね。 熱が出て体調が悪化した娘はようやく長袖を腕に通しました。まだ、試験は続くからねー。 PR
風邪VS上気道炎
確かにcoldという言葉はありますが、風邪の捉え方は西洋では少々異なる気がします。鼻から喉の辺りの感染とそれに伴う全身の症状全般を一まとめで捉える東洋式の考えは受け入れられにくいようです。一番象徴的なのが、いわゆる総合感冒薬というものが存在しないこと。
こちらでは急性上気道炎として、症状や診断名にそれぞれあわせていろんな薬を処方するんです。まあ彼らはそれがロジカルなアプローチだと思っているわけなのですが、私にはどうも物足りません。風邪の時のだるさや寒気、お腹のしくしくした痛さ、そんなものは西洋式処方だけだとなかなか取れませんから。 どちらでも、患者さん本人が快適な治療法で構わないとは思うんですけれどね。 Re:風邪VS上気道炎
そのままズバリの用語が出てくるところが、さすがプロですね。こちらの薬局で風邪薬をくれと言っても、鼻水の薬しか出そうとしない、という話を日本人からよく聞きます。でも、このことが話題になることが滅多にないことが不思議でした。お医者様の意見を伺って確信が持てます。有難うございました。
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