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エゲレスとは、こーゆーところてす。
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縁戚のサッカー選手オリバー・アレン(20歳)の移籍先が決まりました。


上唇を舐めております。あんまり嬉しそうではありません。


Stevenage Boroughというコンファレンスのチームです。

既に、2試合で2ゴール決めています。

http://www.stevenageborofc.com/

英国のプロサッカーリーグは、

1.プレミア
2.チャンピオンシップ
3.リーグ1
4.リーグ2
5.コンファレンス
6.コンファレンス ノース、サウス
7.Ryman league(Isthmian league)などなど

という順位になります。さらに下位のリーグもあるそうですが、

フルタイムの職業となるのは5位のコンファレンスまでであります。

オリーは当初、プレミアに居たウエストハムのジュニアチーム選手でした。

次にチャンピオンシップのバーミンガム、

リーグ2のバーネット、

そして、此度はコンファレンスのステヴィネッジへの移籍です。

バーミンガムやバーネットから放出された時の彼は、

とても落胆し、「大学に戻ろうかな」と考えていました。

しかし、どうしてもフットボールを諦めきれないのだそうです。

偉大な父親や家族を持ったプレッシャやプライドというのは多少あるかもしれませんが、

http://en.wikipedia.org/wiki/Clive_Allen

オリーは自分自身の力量を知っているのだと思います。

バーネットでプレイするオリーの試合を観た時、

そのプレーから伝わってくる知性が息子のチーム以下であることがすぐに判りました。

お金を払って観るような試合ではありませんでした。

たぶん、日本の高校生にも負けるでしょう。

知的で、且つ技術の高いオリーが、

なぜそのレベルで受け容れられなかったのかが皆目判りません。

親の威光が逆作用しているという噂も聞きますが、

それこそ根拠が知れません。

オリーは自分を信じられるので、フットボールを続けるのです。

彼はきっとプレミアに返り咲くと思います。

人間として成熟し、態度も前向きな青年です。

応援していれば、きっといい夢を見させてくれるような気がします。





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往復時間は合計で4時間。

オリバーの所属するチームBarnetの応援に行って参りました。

Barnet Stadiumでは、

オリーのお祖父さん、義弟とその息子とその友達、娘を除く我が家族が門前で待ち合わせしました。

コカコーラ・リーグのDvision2というのは、プロでも最下位のリーグで、

それだけに球場は貧相な感じがしました。

収容能力3千名ですが、決して満席にはなりません。

スタンドの1面には民家が並んでいますが、


そこの2階からこの試合を観るヒトは皆無。

ある意味、意義深い試合なので、地元の人たちはけっこう盛り上がり、

敵チームサポーターは試合開始前からけっこう荒れていました。

この日の対戦相手はDvision2でトップのHartlepoolで、昨年の11月から23連勝中。

しかも、その23勝が始まる前の試合がBarnetであっただけに、

本日のHartlepoolの選手にも気合が入りまくっていました。

で、こういう下位リーグの試合を観たのは初めてなんですが、

開始してすぐに「おや?」と思うことがあり、

10分後に息子に聞いてみました。

「もしかして、こいつらかなり頭悪くない?」

「うん、悪いよ。このチームじゃオリーを使いこなせない」

なぜあんなプレーをするんだ。

なぜそんなことも出来んのだ。

と、

観ているうちにだんだんイライラしてきました。

なんだか、息子を使いこなせていないあのチームと同じレベルかなあ、とも。

速さや強さはマチマチですが、判断も技術もけっこうダメです。

選手たちはプロ並みのことをやろうとしているのですが、

プレーは雑、粗い、不正確で一向にカタチになっていません。

これが格下リーグの実態なんですねぇ。


まだ、拙に気づいてないオリー。

オリーは2ヶ月前にこのチームに移籍して、

10試合に出場し、5得点していますが、ここ最近はサブに回っています。

試合開始前のグラウンドでは拙に挨拶してくれました。

「なんで君がサブなの?もしかして、このチームとのバランス?」

拙がそう聞くとオリーは答えず、微笑みながら「また、後で」とその場を去りました。

人垣の前ですから、拙もそんな質問をするべきじゃなかったかもしれませんが、

同じことを思っているヒトたちは多いと思います。

オリーのプレーを何度か観たことはありますが、

息子と拙とある選手との3者の意見は一致していました。

「オリーはプレミアでもストライカーとして十分通用する」

もちろん、技術、スピード、そして判断だけではありませぬ。

21歳にして、あれほど礼儀正しく、賢くて、よく出来た人間というのもあまり見たことがありません。

不運ということだけでは語りつくせない葛藤を抱いて、

実力のある選手がこうして埋もれていることが悔しくなります。

試合は2対1でBarnetが Hartlepoolの連勝を23でストップさせました。

オリーのお祖父さんの話では、

「今日の試合は、監督が前回に勝ったメンバーに固執したんだ」とのこと。

しかし、Barnet今シーズンの終了目前にして、24チーム中15位です。

もうちょっと上がるかもしれないけど、せいぜい10位前後でしょう。

オリーは上位リーグの移籍先を探すべきだと思いました。

そういえば、審判もかなりヘボでした。

これまで、息子のサッカーやその他のスポーツを通じて、英国スポーツの周辺文化をお伝えしてきました。読者の皆様にはサッカーに興味ない人も多いと思います。実は拙も英国サッカーにはあまり興味ないのであります。だから、その周辺文化が記事の中心になったのかもしれません。

 

しかし、ある人物が元プロサッカー選手で、しかも現在の職業が医師だったりすると、その人の人生に興味が湧きます…よね。

 

このカテゴリ「オリバー・アレンを応援しよう」を作った意図は、マラソンのマーラ同様に、オリバーがその競技以外の分野でも秀で、人間的にも魅力ある人物だからです。英国を知っていただくことも大事ですが、個人の魅力は国に勝ります。だから、国際結婚がまかり通る世の中になったんでしょ?

 

オリバーのことは旧ブログ以来、再三触れて参りました。

 

今後は彼の活躍をこのブログで紹介することも、英国のひとつの鑑(かがみ)としたいと思います。

 

オリーは今年になってから、QPR(Queens Park Rangers)というチャンピオンシップのチームから戦力外通告を受け、2部下のリーグ、コカコーラDivision2Barnetというチームに参加することになりました。

 

2月中の4試合は補欠としてベンチに入りましたが、5試合目から出場機会を与えられ、4試合で4ゴールを決めています。

 

310日の試合でも1点決めました。

 



http://www.barnetfc.premiumtv.co.uk/page/Home/0,,10431,00.html

 

もうシーズンの終わりですから、チャンスはいくらも無いかもしれませんが、収斂されたこの期間に良い結果を残せそうです。

 

次回からホームの試合には一家で観戦に行こうと思っています。

 

だが、拙宅からはちょっと遠いんだよなあ。ホームグラウンドは地下鉄ノーザンラインのHigh Barnet駅から徒歩5分であります。息子のホッケーが終わってから、行くぞ。

 

 でも、・・・いつ?




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