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ある事実に関する国が2つあるとします。

すると、その事実はその2国が共有することになります。

さらに、2国の国民の中に歴史家が出るとします。

数多の歴史家にはその事実について、自由な歴史観を持つ可能性があります。

その事実だけでは歴史になりません。

事実と年号だけなら大学入試の歴史という科目です。

ある事実とさる事実とを結びつけることで出来上がるストーリー、

それがヒストリーというものであります。

ストーリーである以上、歴史は科学ではありません。

文学です。

日本の大学では文学部の中に史学科があるので、

これは正しいのではないか、と思うわけです。

もちろん、これは拙が長年掛けて辿り着いた持論に過ぎません。

文学部で学んだわけではないので、間違っているかもしれません。



我々が歴史を知りたい、と思うのは単に知識欲だけでしょうか?

おそらく、ある事実を知ることで、さる事実との関連付けをしようとしているのではありませんか?

一番多いのは、ある事実と現在の自分の置かれた立場との関係ではないでしょうか?

英国で子どもでも知っている年号は、

1066年です。

ここが英国の起点とされています。

でも、デーン人に負けたのはイングランドであって、

ロンドンではありません。

City of Londonは当時世界最強の軍隊を保持しておりました。

ノルマンに占領されなかった商業国ロンドンは別の国として英国内に君臨したのです。

だから、今でも侵略者の末裔であるウィンザー家がグリフィン象のあるゲートを通る時はロンドン市長の許可が必要であることになっています。もちろん、建前です。

こういう具合に事情を掘り下げていくと、1066年が現代英国の起源であると言われても、本当にそうかな、と思う方々も居られる筈です。

1066年時点で、英国に住んでいた住民はローマ化したケルト人。あるいはケルト化したローマ人です。

デーン人が住んでさらにごちゃ混ぜになります。

英国人という人種がいないだけでなく、

納得のできない発音が英語が多いのはこのためです。

事実は融合の中で進んで行った、という説が大勢ですが、

そうでもなかったんじゃないの、という事例もあります。

この過程をケルト的に、ローマ的に、デーン的に、ゲルマン的に、それぞれ違った歴史観で述べるとどうなってしまうのでしょう・・・・・・か?

ここではあえて、英国の歴史を例に取りましたが、

日本史でも同じことが言えます。

安土桃山時代が好きなヒトはたくさんいますよね。

歴史小説やマニアも含めてその歴史観は膨大であります。

以前は拙も司馬史観に納得するところがありました。

でも、学習が進むと「本当にそうかな」と思うことがあります。

そこで、違う歴史観が生じるわけです。

もし、司馬さんがご存命なら、拙の話を聞いてくださるでしょう。

そして、「私の意見をもっと発展させてください」とのたまわれることでせう。

一方、拙の歴史観で綴ったものを快くしない歴史家がいます。

以下、電話での話。

「私以上に、君が事実を知っている、と言うのか」

「いいえ、たぶん貴方の方が時間とコストを掛けて私よりもたくさんご存知でしょう。私が言いたいのは、ある事実と然る事実との認識の違いと、その間に作られるストーリーの違いです。歴史は単に知識の学問ではないというのが私の考えですが・・・」

「君はサンソムを知っているかね。彼は最後の巨人と言われたJapanese Studyの権威だが・・・(中略)・・・レッドマンは命を賭して英国を守ったのさ」

「はい、仰ることは全部私も研究済みです。そして・・・・」

「話が出来て良かった。では、さようなら」

この人物、拙に限らず他の研究者や創作に異種感情をお持ちのようです。

話が終始平行線を辿りました。

つまり、拙は研究の成果を皆さんにお披露目する機会を、

またしても失ったのであります。

彼の後進はいつまでも続く筈なのに・・・。

じつは、この研究が実らなかったのは、2003年以来これで2度目であります。

前回は確かに力不足でした。


でも、研究を重ねて次のチャンスを待ちます。

なんか燃えるなぁ、このシチュエーション。

他の仕事もあるしね。


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