エゲレスとは、こーゆーところてす。
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目の球飛び出るほど忙しいのに、更新。 つまり、選抜試験を経て11歳以上の教育を受けてきた人たちだ。 彼らはサッカーにあまり執着しない。 試合中は熱中しても、なんだか余裕がある。 「サッカーは人生だ」などとフーリガンのようなことは言わない。 11歳から入るセカンダリースクールで行われるスポーツの主流は、パブリックスクールやグラマースクールの場合、ラグビー、ホッケー、クリケットであることはこれまでにも何度か述べているが、対校試合では敵方の父兄たちとも和気藹々としている。 いいプレーが出れば、敵味方なく褒め合うし、互いの子供たちの健闘を称える。もちろん、試合や勝敗に熱中するヒトもいるが、洒落にならないほど怒鳴っているヒトはいないし、Fワードを発することもない。もし、そんな親が居れば「もう来ないで」と子供からたしなめられるだろう。 サッカーに興味を持つ多くの子供たちは、5歳くらいから能力別、地域別にチームに振り分けられる。サッカー創始に関わったウェストミンスター・カレッジ、イートン・カレッジなどの古いパブリックスクールでは学校対抗のサッカーリーグに参加しているので、これはこれでけっこう高レベルだ。 英国最古のパブリックスクールであるウィンチェスター・カレッジでは、年に一度フラムやチェルシーのアカデミー(8歳くらいから18歳くらいまで)の同年齢と対抗戦をやって、けっこう僅差の試合になるということだ。体力的、技術的に多少叶わなくても、頭脳を使ったプレイが出来るので、アカデミー側もこうしたパブリックスクールとの試合は学ぶところが多いとのことだ。 ところが、学外のサッカーはパブリックスクールのスポーツとは違う文化圏になる。息子のサッカーはプロチームが協賛するリーグの中で行われている。息子のチームは能力別に選抜されてきたために、様々な学校の生徒が居る。うち、4名がパブリックスクール、2名がグラマースクール、残り9名は近所のセカンダリー・モダンと呼ばれる無試験で入れる中等学校である。 モダンの子供たちの出来は様々で、一般的にはあまり良いとは言えないが、現チームでは適度に勉強の出来る好人格な子たちが揃っている。チームメイトと親御さんたちを見てもその人柄に恵まれたと思っている。これはこのチームがあまり強くなくても離れがたい理由のひとつである。 ところで、子供が13~4歳になる頃から、我が子の試合を観に来なくなる親が増えて来ている。先日、アサイラム・シーカーの子供たちの話を書いたが、それとは別にプロを目指す子供を抱えた親たちといえども「もう子離れ、親離れの時期だからね」と、子供の行事に参加しなくなるのだ。 しかし、それは本当の理由ではない。今シーズンももうすぐ終わりであるが、振り返ってみると、昨年9月以来、息子の試合観戦後になぜかイライラしている自分がいるのに気づいていた。 敵方の汚い言葉での応援、理不尽な審判(ホームチームが審判を出すのが原則)の態度など、親たちの態度は不遜極まりないのだ。当然、その子供たちにも影響する。審判に罵詈雑言を浴びせた子供がレッドカードを出され、その親が逆恨みして審判に暴行を働くことある。それを見ているほかの親は笑っていたりする。親も子もロクでもないのである。 拙はけっこう応援では口を出す。ファウルも指摘する。指摘し合えば、ラフプレーによる危険が避けられるではないか、という配慮である。先日も、何度もファウルをしているのに、審判が見逃していたので、背番号と一緒に「おい、9番押すんじゃない」と叫んだところで、敵方の監督に「黙れ!尻の○野郎」と言われた。「誰に言ってんだ」と言い返すと、さらに逆上してきたので、ビデオに撮って差し上げた。 相手は3位のチームだったが、4位の息子チームが2対1で勝った。順位に変動はない。相手の審判も監督も選手も不公正で無知な態度だった。試合中、わがチームは審判の不公正なジャッジに文句を言っていたが、スウェアワードなど罵詈雑言は一切使わなかったのに、負けたチームはリーグに我々の態度について提訴すると言って来た。でもなあ、敵監督、あんたが拙に掛けた罵詈雑言はばっちりビデオの中よ。サッカーの世界、ってくだらねい奴が多いなあ、と思う今日このごろ、来シーズンは観戦に行きたくない。今年もあと1試合か。 PR |
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