エゲレスとは、こーゆーところてす。
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× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 日英両マスコミの追うリンゼイ事件の記事を読んでいて気づいたことです。 英国のマスコミは日本の安全性が崩れつつあることを、 面白い現象であるかのような書き方をしています。 同様のことは2000年のブラックマン事件でもあったのですが、 今回の事件では英マスコミは準備していかのように足並みを揃えて、 日本は安全である筈なのに、凶悪事件の起きた「意外性」の面から、 記事を書いています。 で、ちょと調べてみたんですが、以下は2004年の大雑把な数字です。 いくつかの資料を見比べると、若干数字が異なります。 英国 日本 犯罪件数 約560万件 約260万件 犯罪発生率 10,633 2,007 殺人件数 約1600名 約1500名 殺人発生率 約3 約1 殺人検挙率 約82% 約94% 発生率というのは、10万人あたりに起こる確率です。 過去を遡ると、日本では2000年から急激に犯罪件数が増え、 日本国内が急激に変化していることが判ります。 でも、長期的に見ると、日英は同じ傾向を辿っているようにも見えます。 日英両国とも2004年の犯罪件数は1980年の2倍になっています。 ただし、ご覧のように発生率では日本は英国の1/5ですから、 英国に居るほうが、日本に居るよりも犯罪に巻き込まれる可能性が5倍も高い ということもできるわけです。 でも、この数字だけで安全性を捕らえるのはいささか短絡的です。 事件に巻き込まれた当事者としてみれば、この数字を見て、 「よりによって、なんで自分が・・・」 と不運を嘆く以前に、考えるべきことがあったのでは、・・・と考えるからです。 まだ、真実が判らないので、これ以上は述べませんが、 我々個々が自己防衛する教訓にするだけでなく、 なぜこういうことが起きてしまうか、 ということをもっと身近なレベルで考えてもらいたいものであります。 在英邦人として、人間として本当に心が痛む事件でありますが、 以上に当てはまることは、もちろん、一般論であります。 PR
拙宅の子ども達はもうすぐ16歳と14歳です。ティーンエイジャーというわけで、けっこうな生意気盛りで、反抗期でもあります。 でも、娘は早々とその時期を終えてしまったような気がします。 反抗の仕方として典型的な、親の言うことを聞かない、無視する、いつも不満そうな態度を取る、抱かせてくれない、礼も言わない、親を否定するような発言をする、などが挙げられます。 娘にもそういう傾向はあったので、あまりにひどいときは、徹底的に議論しました。そして、関係改善が平和裡に行われない場合に限り、 「お前がそういう態度を取るのなら、こちらも同じ姿勢、考え方、態度で臨ませてもらう。法律的無能力者である17歳(日本は19歳)まではこの家に居させてやるが、あとは知らん」 これはかなり効くらしく、自分の姿を省みるようです。 娘のために何もやってやらんかったわけです。もちろん、食事なんかもってのほか。でも、実際はそこまで実行することはなかったですけどね。基本的にウチの子ども達は扱いやすいです。妻も扱い易い人間ですから、もっとも面倒くさい奴は拙自身だと思います。でも、ヒトには言われたくないから、ねっ。 ただし、拙は反抗期は悪いことじゃないと思います。ご存知のように心理学では「自律」と「自立」の両方を達成する過程と言われます。 特に、親を否定することはけっこう大事な過程で、「理想」と「自分自身」と「現実」とを対比し、状況判断の材料を積み上げていくのですから、本人のイライラも相当なものでせう。
こういう経験をして気付かない在英邦人も多いようですが、気付くと腹が立ってくるので、やはり気付かないほうが良いのかも知れません。 ある事実に関する国が2つあるとします。 すると、その事実はその2国が共有することになります。 さらに、2国の国民の中に歴史家が出るとします。 数多の歴史家にはその事実について、自由な歴史観を持つ可能性があります。 その事実だけでは歴史になりません。 事実と年号だけなら大学入試の歴史という科目です。 ある事実とさる事実とを結びつけることで出来上がるストーリー、 それがヒストリーというものであります。 ストーリーである以上、歴史は科学ではありません。 文学です。 日本の大学では文学部の中に史学科があるので、 これは正しいのではないか、と思うわけです。 もちろん、これは拙が長年掛けて辿り着いた持論に過ぎません。 文学部で学んだわけではないので、間違っているかもしれません。 我々が歴史を知りたい、と思うのは単に知識欲だけでしょうか? おそらく、ある事実を知ることで、さる事実との関連付けをしようとしているのではありませんか? 一番多いのは、ある事実と現在の自分の置かれた立場との関係ではないでしょうか? 英国で子どもでも知っている年号は、 1066年です。 ここが英国の起点とされています。 でも、デーン人に負けたのはイングランドであって、 ロンドンではありません。 City of Londonは当時世界最強の軍隊を保持しておりました。 ノルマンに占領されなかった商業国ロンドンは別の国として英国内に君臨したのです。 だから、今でも侵略者の末裔であるウィンザー家がグリフィン象のあるゲートを通る時はロンドン市長の許可が必要であることになっています。もちろん、建前です。 こういう具合に事情を掘り下げていくと、1066年が現代英国の起源であると言われても、本当にそうかな、と思う方々も居られる筈です。 1066年時点で、英国に住んでいた住民はローマ化したケルト人。あるいはケルト化したローマ人です。 デーン人が住んでさらにごちゃ混ぜになります。 英国人という人種がいないだけでなく、 納得のできない発音が英語が多いのはこのためです。 事実は融合の中で進んで行った、という説が大勢ですが、 そうでもなかったんじゃないの、という事例もあります。 この過程をケルト的に、ローマ的に、デーン的に、ゲルマン的に、それぞれ違った歴史観で述べるとどうなってしまうのでしょう・・・・・・か? ここではあえて、英国の歴史を例に取りましたが、 日本史でも同じことが言えます。 安土桃山時代が好きなヒトはたくさんいますよね。 歴史小説やマニアも含めてその歴史観は膨大であります。 以前は拙も司馬史観に納得するところがありました。 でも、学習が進むと「本当にそうかな」と思うことがあります。 そこで、違う歴史観が生じるわけです。 もし、司馬さんがご存命なら、拙の話を聞いてくださるでしょう。 そして、「私の意見をもっと発展させてください」とのたまわれることでせう。 一方、拙の歴史観で綴ったものを快くしない歴史家がいます。 以下、電話での話。 「私以上に、君が事実を知っている、と言うのか」 「いいえ、たぶん貴方の方が時間とコストを掛けて私よりもたくさんご存知でしょう。私が言いたいのは、ある事実と然る事実との認識の違いと、その間に作られるストーリーの違いです。歴史は単に知識の学問ではないというのが私の考えですが・・・」 「君はサンソムを知っているかね。彼は最後の巨人と言われたJapanese Studyの権威だが・・・(中略)・・・レッドマンは命を賭して英国を守ったのさ」 「はい、仰ることは全部私も研究済みです。そして・・・・」 「話が出来て良かった。では、さようなら」 この人物、拙に限らず他の研究者や創作に異種感情をお持ちのようです。 話が終始平行線を辿りました。 つまり、拙は研究の成果を皆さんにお披露目する機会を、 またしても失ったのであります。 彼の後進はいつまでも続く筈なのに・・・。 じつは、この研究が実らなかったのは、2003年以来これで2度目であります。 前回は確かに力不足でした。 でも、研究を重ねて次のチャンスを待ちます。 なんか燃えるなぁ、このシチュエーション。 他の仕事もあるしね。
タックルを受けた息子の腰の怪我は思ったよりも厄介。 内臓に影響がないか、と明日は血液検査を受ける。 肝臓に影響があれば、ヘモグロビンが増殖して、血中酸素が増えて・・・などなど、 英語で聞く、医者の専門用語は 馬の耳に念仏。 結果だけ判りゃいいのよ。 それにしても、この忙しい時に・・、 なんでブログを書く余裕があるのか。
で、今日のお題、 セールスコールが掛らないように電話会社に依頼していたのに、 半年もするとその効果がなくなってきた。 最近は日に2度ほど掛ってくることがある。 「なんでオレの名前と電話番号を知っているんだ。まず、それを説明しろ」 「データベースです」 「どこから手に入れた?」 「判りません」 「なら、お前の話など聞かん。マネージャを出せ」 「ガチャン」 こうやって、先方が切ってくれる場合はいいですが、 粘る奴もいます。 「そんなことより貴方にお得な情報がありますよ」 「聞きたくないね」 「1年間で1万ポンドも得するんですよ」 「なら、あんたやれば?そんだけありゃ、その仕事を続ける必要もないだろ」 「私のことはどうでもいいですよ。これはね・・・」 「興味ありません」 「興味ないですって?得する話なのに、Saving出来るのに・・」 「ああ、興味ないね。俺はこれから日本に帰るんだ。あんたは知らないだろうけど、日本は英国よりもなんでも安いんだ。あんたも日本語勉強して、日本に行くといいよ」 この最後の部分は、いくつかのバリエーションを考えています。 「ああ、興味ないね。俺は今から首を吊るんだ」 「ああ、興味ないね。今、XXXの最中だ。今度掛けてきたら、ずっと聞かせてやるぞ」 「ああ、興味ないね。今漏れそうなんだ。早く切ってくれ」 「ギャー!He, Help me」 受話器を引っ掻きながら、「今・・・・は、ど・・・・き・・・・・・せ・・・・おい・・・」プツ。 待てよ。無言で切れば、それでいいのか。 ということに、先ほど気付いた。
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なお生き残る在英中年。
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