エゲレスとは、こーゆーところてす。
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タイトルの「ブライトンの汚れた週末」とは、 ロンドン近郊の不倫カポーの落ち合う典型的な場所に由来しています。 このブライトンとは、ロンドンから50マイルほど南下した海岸の街です。 距離的にも、機能的にも東京に対する熱海ってところでしょうか。 (不倫機能?機能的不倫?) Dirtyとされるのはセックスが汚れたものという考え方があるからでしょう。 英語のSwear Wordsの多くがセックスやシモに関わるコトバです。 神を冒涜するようなコトバ、神を否定するようなコトバが使われるのはそういうわけなんですが、 不倫している本人たちは純愛だと思っているんでしょうね。 でも、その純愛の先に来る葛藤や社会的、法的な手続きを想像すると、純愛も大変な作業だなと思うわけであります。 で、こんな不名誉な呼ばれ方をされるブライトンですが、実際には下の写真のようにすんばらしいところです。夏だともっとイイ、という人もいますが、クリスマス前のこの季節はショッピングに訪れる人々も多い魅力ある街です。店構えも独特なので、ロンドンで買い物せずにブライトンで1週間を過ごす日本人の友人もいるほどです。
左は海の象徴であります。かなり人に馴れています。これだけ近づいても逃げようとしません。 右はWest Pierと言います。2003年の火災で完全に崩壊しました。1866年ヴィクトリア時代に建てられた遊興施設。 West Pierを正面から撮ってみました。
この区画はWest Pierを囲むように建てられた住宅とホテル街です。100年以上前は心躍る観光地の絶景だったんでしょうね。
ブライトンのホテルの一つ。こういうホテルが表題の舞台になったのでありましょう。
サンタクロースがホテルの壁をよじ登っています。
左はブライトンのボンド・ストリートの一角。最初はこれを見て、ロンドンとの差にガッカリしましたが、右も同じボンド・ストリート。どちらも本物。 入りやすい店がたくさんで、ゲイの街であることもよく判ります。あの人懐こさと人当たりの上手さは虐げられた歴史も関係しているのではないか、という説もあります。 Oxfamとは数ある国際援助団体のひとつ。日本の方々に説明するのに時々苦労するんですが、慈善事業団体であり、NGOでもあります。活動内容はユニセフに似ていると言えば判りやすいでしょうか。拙も英系の慈善事業団体の職員をしていたことがあります。 右は砂糖とバターを練って作った菓子。とても歯に悪いです。 この日、一番気に入った店は↓のこれ、「サイバー・キャンデー」 世界中のスイーツを扱う店です。 これらのチョコレートはとても珍しいそうですが、拙にはよく判りませんです。 判るのはこれ↑にほんのグミも2.80ポンド(600円)で売られていました、って高けぇ。 日本なら200円? 売り物ではありませんが、生き物です。タイのものを扱う店でしたが、シャム猫ではありません。 近所の飾り。ブライトンの帰り、駅から辿る家路の途中で遭遇しました。 こういう飾りを競う風潮が全国的に強くなってきたような気がします。 電気代の無駄遣いとは娘の言葉。
「日本では、寿司はピザやバーガーのような手軽なファーストフードです」 テレビのプレゼンターがそう述べると、息子と娘が言いました。 「こんなこと言ってるよ。作る手間や技術が全然違うのにねえ」 でも、子ども達をちゃんとした寿司屋のカウンターに座らせた記憶などないなあ。
先日、ローストビーフをやったのですが、 まず、この値段が驚き。 近所の中華スーパーで、 冷凍のトップサイドという部位を買うと1キロで3.92ペンス。 サーロインは6ポンド、テンダーロインは12ポンドです。 普通のスーパーで同品質を買えば、 サーロインは12~15ポンド、テンダーは20ポンド以上します。 余りの安さにトップサイド1キロとテンダーロイン2キロを買いました。 本当はサーロインも試してみたかったんですが、 なぜかサーロインだけは、一塊が5キロあるんで、 値段も値段だし、ウチの冷凍庫に入んないし、と次回にすることにしました。 家に持ち帰っても、のこぎりで切らなくちゃならないしね。 冷凍肉って意外に簡単に引けるんです。 死肉処理に困ったら試してみて下さい。って、ブラックですな。お許しを。 骨は硬いですしね、ってくどい。 で、まずテンダーロインを解凍して、2cm厚に切り、 塩コショウとにんにくチップだけのステーキにしてみました。 幸せの瞬間でありました。 「結婚できない男」のあべぴろしを思い出しましたが、 拙は家族で食べました。 さらに後日、トップサイドを解凍しローストにしてみました。 薄切りにするとこれがナカナカの味。 もちろん、シンプソンズなどの専門店(ひとり35ポンド)には叶いませんが、 庶民レベル(一キロ4ポンド弱)では充分でした。 テンダーロインほどの肉をローストするのは勿体ないですね。 たぶん、柔らか過ぎて崩れてしまいます。 せいぜいサーロインにしましょう。 で、トップサイドは300gほど残ったんですが、 これを薄切りにして、寿司ネタにしました。 握って、辛味を抜いた玉ねぎとモミジおろしをのせ、三杯酢で頂きました。 すべて英国内で調達できる材料です。 また、寿司ネタが増えました。 スモークサーモン、イカ、たこ、海老、卵、アボカド、マグロ、ひらめ・・・ たくさんの寿司ネタを楽しむのなら、誰か呼びたい~。 ゴードンラムゼイは「和食なんて簡単だ」と豪語していますが、 彼の経営する東京のレストランで働くマーティン・クック氏(氏名要確認)は和食の繊細さとダシの特殊性を語っていました。 ラムゼイの言葉は、営業用パフォーマンスであるお決まりの下品で挑発的なポーズに過ぎないかもしれませんが、拙の和洋折衷料理を食べさせてみたいものです。ニャロー。 やはり、寿司って、つくる側からすれば、全然ファーストフードじゃないね。 クリスマスには手巻き寿司なんてのがあってもいいよなあ。 先日の記事で「イルカの里親」の話をしましたが、 これはイルカをプレゼントするようなものとも考えられるわけです。 ところが、実際にこういう動物を子供や愛する人たちにプレゼントをした時代がありました。象を飼った、虎を飼ったというのは貴族の趣味になった時代もあったわけですが、現在のようにRSPCAなどの権威的な動物保護団体が乱立する世の中では考えられないことかもしれませぬ。そのうちお話してもいいんですが、英国の動物愛護団体の権限の強さは尋常ではありませぬ。 さておき、ヴィクトリア時代には英国のメイフェアやセント・ジェームズという地域は世界の富の集積地だったことは何度か申し述べて来たとおりです。 今日はメイフェアの中の不思議な一角のお話です。 メイフェアというのは、東西をパークレーンとリージェントストリート、南北をピカデリーとオクスフォードストリートで囲んだごく狭い地域ですが、世界の富の集積地として世界で最も栄えた街と言えます。 その中に縦横して通る道筋は、例外の1本の道を除いて、基本的にその4つの大通りで完結しています。
上の矢印が拙もミンナも大好きな百貨店セルフリッジ、 下の矢印が注目の場所Brown Hart Garden
その例外の道とは百貨店セルフリッジの西側を南北に通るDuke Streetです。
地図上でも唯一Oxford Streetを縦断しているのが判ります。 Duke of YorkでもあったJames2世が即位した1685年に出来た故の命名ですが、つまらない話にするつもりはありません。話はこのDuke Streetの特殊性です。 行政域メイフェアの中心部グロヴナースクウェアから、オクスフォードストリートを縦断して、隣の行政域メリルボーンのマンチェスタースクウェアまで通る道です。 この道が2つの行政域を突き抜けているのは単にオリジナルが両地域よりも古いからという説もありますが、隠れた理由をたまたま見つけました。 グロヴナースクウェアのすぐ近くにBrown Hart Gardenというかなり立派な門構えの建築物があります。 ガーデンなのに中には入れないどころか、現在では変電所として使われています。 で、周囲を歩いてみると、高さ5m以上にもなる刑務所のような塀が続きます。どう考えても、中はテニスコート10面は取れそうな規模に思えます。 ある日、この近くを歩いてカメラにその変電所の威容を収めていると、 近所のご老体たち数人が「歌手のマドンナが近所なんだよ~」と言いながら、集まって来て教えてくれました。
おばばA「ここにはヴィクトリア時代にはインド象が飼われていたんだよ」 おじじA「そんで、毎日グロヴナースクウェアとマンチェスタースクウェアとの間を散歩させたのさ。ぎゃはは」 おばばB「そうそう、だからね、行政体がDuke Streetの管理を一本化するためにオクスフォードストリートの北側にもDuke Streetの名前が残ったんだよ」 ご老体たちはそう言うけど、ここが変電所になったのは1903年建築当初からのことで、それ以前の資料には「象が飼われていた」という記録は見当たりません。 まあ、いいけど。
子ども達の学校は今日から冬休みに入った。 昨日は半ドンだった。 娘は名前も告げずに「友達の家でごっそーになる」と昼から夜までその友達に逢っているらしい。 父は相手を知っているが、知らぬふりを決め込む。 息子は友達2名をスリープオーヴァー(お泊り会?)に誘いたい、と言うので、 結局拙宅では4名分の食事を作る。 息子、ダギー、グレン、自分、・・・妻。 あ、5名か。 海鮮ぺペロンチーノ牧歌風のシーフードがちょと足らん。 学校で息子とその友人たちをピックアップする時に、 校長やら、教頭が近づいて来た。 今学期、息子は成績を下げたからお小言を頂戴するのかなあ、と心配するも、 「クリスマスはどこかへ行かれるんですか」と来た。 「いいえ、来年から暫く英国には戻れないと思うので、今年は親類とまったり」 「それは良いですね。では、メリークリスマス」 「はぁ、メリークリスマスツーユーツー」 何も「メリークリマス印の汁」が2つあるわけじゃないが、 お決まりの挨拶としてはこうなる。 実は、Merry Christmas, Happy Christmasという類のコトバに馴染めないまま 20年以上を英語文化で生活している。 キリストに関わる単語で挨拶されるので、 こちらとしてはイマイチ心がこもらないのだ。 仏教徒なのでクリスマスなどめでたくも何もないのだ。 巷にはGod Bless YouやAll the Best や Dear や Love を多用する、なぜかすきっ歯の醜い白人種が散在する。 例えば、新聞売りのオバちゃんなど。 こちらも神に仕えるものとしてのコトバである筈なのに、殆ど挨拶コトバとして使われる。 語源が気になって素直に使えない拙としては、 挨拶に関しては、たださえ簡素になりがちなのに、使えないコトバが多すぎる。 宗教的意味合いを持っていないコトバを駆使するべきなんだろうが、 先日、世話になった医師の事務所から出るときに、咄嗟に出た言葉が、 "Thank you very much, Dr.Sammy and Mery Christmas to you and your family" 心がこもっていれば、いいのだろうか? Dr.Sammyは満面の笑顔で拙にも同じ言葉を返したが、 彼はパキスタン系英国人である。 でも、イスラム文化の挨拶は知らんし。
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なお生き残る在英中年。
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