エゲレスとは、こーゆーところてす。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 第二区で走ったマーラ、 総合でも13位から5位まで上げる疾走、 区間順位はトップと35秒しか違わない3位という記録です。 http://www.ntv.co.jp/w-ekiden2007/sokuhou/index.html 10キロを30分で走るなら、都内なら車なんて要らないですね。 それにしても、ホーチ新聞のこの記事、 http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/etc/news/20070225-OHT1T00091.htm こんな文章を書いて、プロと言えるんでせうか?か? ソツのないマーラのコメントが活かされた記事ではありますが。 PR 上野動物園に行く途中、 西郷どんの銅像を眺めて不思議な気分になったことがあります。 「この人物の最後は、国に楯突いて自刃したんじゃなかったっけ? なら、どうして明治政府はこんなに目立つところに銅像を建てたのだろう?」 そう思ったものの、この疑問はそれ以上追究されることなく、四半世紀が経ってしまいました。当時はデートの途中だったかもしれません。帰りは、しゃぶしゃぶ食べ放題に行ったことは覚えていますが、同伴者は誰であったかは忘れました。え?ひどい奴だって? ひどいかどうかは判りませんが、西郷隆盛だって、見方によっては相当ひどいことをしています。拙は相手を忘れただけでありますが、西郷どんは、敵味方を含めて、かなりの人々を死に至らしめたわけです、って話の次元がまるで違う。 でも、西郷どんの場合は、それが時代の流れであって、彼はたまたまその指導者になってしまった、と言えばそれまでですが、西郷どんにあれだけのカリスマ性があったからこそ、戦死した人々の遺族の気持ちを慰さめ、内戦による敵対意識を沈静化し、外患に備えるべく国家意識の統一が急務であったことから、明治政府は銅像を造ったんじゃないかな、などと思うわけですが、いまだに拙の憶測の域に過ぎません。 ロンドンを歩いていても、いちいち確かめるのが面倒臭くなるくらい、数多の彫像が置かれています。で、これら人物の場合は、殆どが国家への貢献者ですが、中にはオリバークロムウェルのように王を処刑した微妙な立場の人物もいます。でも、人物の評価は時代によって変化し、当時の善悪や現代の人気だけがその功績を決める評価規準にはならない、ということを示しているわけです。そういう評価は学究関係者たちが、その歴史的意義などを唱えることで、皆を納得させるものでしょう。クロムウェルの場合は議会制度を発展させたわけで、王室の怨恨を超えた現象学的な理由になるんでしょうか。各自お調べください。 ウェストミンスターの国会議事堂の南側に位置する公園には、パンクハーストという女性像があります。彼女は婦人参政権を主張して、何度も投獄された人物です。それも国家に対する反逆だけど、彼女の実績を国民への貢献と考えるヒトたちがいるから、後進である我々に彼女の業績を知らしめ、彼女の肉親や支持者たちの気持ちを慰めるのだろうな、と思うのであります。 セント・ジェームスズ・パークの北側、リージェンツ・ストリートの南端にはクリミア戦争記念碑が建っています。一番背の高いのがガード・モニュメント、その下には右側にシドニー公像、左側にはフローレンス・ナイチンゲール像がゐます。片や戦士、此方戦士を救う人であります。彼ら両名の貢献もある意味対象的であります。国家に貢献したことには他ならないわけですが、ナイチンゲールの場合は「看護学」を確立したなどというレベルのもんじゃないんです。 ナイチンゲールは「統計学」の権威でもあるのです。戦死する人々の死亡状況を見て、傷病と死因との関係を誰でも判るグラフにして表したところ、当時のヴィクトリア女王が「おお!」と言ったかどうかは判りませんが、王室や陸軍から大きな評価を得たわけです。さらに、ナイチンゲールは「衛生」ということだけで、どれだけの人間を救えるかという指数も示して、看護学に結びつけたわけです。 で、実際の彼女は「クリミアの天使」と言われるには程遠いイメージでした。そのイメージは後年作られたもので、彼女自身は「何やってんだろ」と皆に思われるような統計グラフを部屋に閉じこもって作っては、論文を作成していたわけです。徹底的な経験主義で現実主義者でしたから、精神主義的な看護の要素は皆無のヒトだったそうです。 ま、そんなわけでひとつひとつの彫像を見ていると、「なぜ?」という疑問が湧いてきてしまう、というお話でした。特に政府が作った場合、その時代の背景が見えて来る、ってことてす。 先の第一回東京マラソンに出場したマーラの近況が判りました。
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