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エゲレスとは、こーゆーところてす。
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今年になってようやく夏が戻ってきた英国、

先週、先々週とあれだけ雨天が続いたにも関わらず、

一日の延長だけでウィンブルドンのテニスも終了しました。



8日は朝起きるなり開いたPCのメイルには、

「マーラ」のタイトル。

野口みずき選手にくっついて走って、自己ベストだそうです。

ソースは以下のウェブ記事。英語ですが、ちょと開いて見てください。

札幌で2位だった筈なのに、記事のタイトルが変なんです。

指摘したい人は投書してみてください。

http://www.sportinglife.com/others/news/story_get.cgi?STORY_NAME=others/07/07/08/ATHLETICS_Yamauchi.html




で、ハイドパークに野球の練習に行くつもりでしたが、

今回のツール・ド・フランスがロンドン発とのことで、

我々の練習場が使えなくなっていることが判りました。

そして、ウェストミンスターからカンタベリーにかけての200キロあまりのコースが、

義理両親宅近くを通ると言うので、

観戦に行って参りました。

http://www.letour.fr/2007/TDF/COURSE/us/index.html

自転車が通過するのは1時ごろと聞いていたのですが、

それ以前の11時ごろからスポンサーの宣伝車がパレードして、



いろいろなGive Awayが配られるということなので、

11時に沿道に陣取っていました。

しかし、パレードとは名ばかりで、

かつて、日本の暴走族たちが使っていたクラクションを鳴らしながら、

かなりのスピードで我々の前を通り過ぎて行きました。

宣伝車の数は優に100台は超えていました。

自転車競技は地球温暖化に悪影響はないと思っていましたが、

イベントとしては最低だな、と思いました。

スポンサーはエコカーの開発に乗り遅れているS社だし。

ときどき、お菓子のハリボやら、ステッカーやら、企業名入りのビニルシートやら、チーズやら、化粧品やら、なにやらかにやら、車から投げつけられました。当たっても痛くない配慮はされていましたが、進駐軍に菓子を与えられる戦後の子供たちの気持ちが判ったような気がします。

お目当ての自転車群まで時間があるので、沿道で仕事をしていると、拙のノートを覗き込んでくるお節介なおじさんたちが、「英語と何語が混じっているんだ」と聞いてきたので、「Japanishです。考えながら仕事しているんだから、話は遠慮させてください」とお断りしました。

言い方が丁寧だったのでしょうか。

O.K. Gentsと言ってくれました。

しばらくして、自転車の一群は一斉に来ました。

その前兆はヘリコプターの音でした。北西の空からだんだん近づいて来ました。

目の前を通る一群はあたかも麦畑を食いつくすイナゴの大群のようでした。って、そんなものを体験したことはありませんが。


本日のゴール、カンタベリーで優勝した人は英国人でした。ミラーさんだったかな。興味ある人は調べてください。


ツール・ド・フランスを間近で観たことですっかり満足して帰宅すると、

今度は杉山愛選手のダブルスの決勝戦が始まっていました。

最初から観たかったのに、観られなかった理由は、

日程が延びていたので、日曜はBBC1しか放送枠を持っていなかったからなんです。

BBC2でやっていれば、義理両親宅で皆で観られたのになあ。

戻った拙宅ではインタラクティブでなんとか観戦。

観戦している最中に息子が庭のテーブル(購入時200ポンド)を壊しました。

いい加減、大人の身体になっているのに、テーブルの上に座りやがったのです。

拙ががっかりしていると、杉山陣営も危なくなって来ました。

いい試合だったのに残念。

杉山選手の試合は観ていて楽しくなりますね。

なんでだろう? いつもピョンピョン飛び跳ねてニコニコしているからでしょうかね。

彼女は、その朗らかさと明快な受け答えで、世界中のメディアからも人気者です。

1990年代にウィンブルドンに初めて出場した頃から、

彼女はちゃんと英語で受け答えしていました。

近年はそのコミュニケもさらに洗練されています。

杉山選手は日本の誇りと言えましょう。

拙の次の楽しみは夏の高校野球とマーラの大阪マラソンです。

スポーツの良さは、

勝負の面白さだけではなく、磨いた自分を体現することにありますね。

結果は後からついて来るのです。



息子の壊したテーブルは1時間掛けて修理出来ました。

にゃろ~。

拙のこのギャップをお楽しみの方へのサービスでした。



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シャラポヴァ選手の叫び声が着メロとしてダウンロードできるそうです。

http://www.thevoiceofreason.com/2005/06/MariaSharapovaScreamRingTone.htm

絶対にお勧めしません。



さて、

時節柄、スポーツの話題が増える。

週末はツールドフランスもあるけど、興味ないスポーツも結構あるなあ。



今日は素朴な疑問について。

テニス会場で観客のガヤガヤを沈める時に審判が使う言葉。



英語ではThank you.

一体何がありがたいのか?

「いつもきれいに使って頂いてありがとうございます」

立ちながら、ぼんやりと解放感を味わう中、

駅のトイレの張り紙を思い出す。



フランス語ではS'il vous plait

英語にすると  if  you please, 

if you likeでもいいだろうと思う。

「どうぞ、ご随意に」とも取れる。

「摘み出されたいか、静かにするか、どっちかにしやがれ」

とも聞こえる。

だから、

拙にはフランス語の意味が英語よりも強く感じる。



英仏という隣同士の国でも、

こんなに言葉の選び方が異なるということは、

それだけ言葉の持つメンタリティも異なるということだ。



では、日本語で両者に共通する表現は何?

「咳払い」か?

伊武雅刀の「痰壺小僧」を思い出した。

知らない人はCDでも買ってください。





仕事部屋とテレビの置かれた居間との間には二部屋分の距離がある。

この季節は昼ごろからテレビがつけっ放しになる。

日本では春と夏の甲子園のころに同じことになる。

英国ではこの6月の終わりから7月にかけての2週間である。

遠くのテレビから聞こえて来るのは、

「アウ、アウ」という周期的な声、

その距離と周期のせいか、艶(なまめ)かしく感じられることもある。

しかし、歓声や拍手の音で艶声(えんせい)も途絶える。

選手たちがラケットで球を打つ度に息む声を発するようになったのは

いつの頃からだっただろうか?

最近では男子選手でも声を出す。

女性で「声が大きすぎる」と言われたのは、

モニカ・セレシュ以来、何名か出て、今ではウィリアムス姉妹とシャラかな。

彼女たちの声には、遠くから聞いていても艶かしさは感じない。

今日のセンターコートではEar Defendersが無料で貸し出しされていたとか?

いや、BBCが冗談でそんな場面を作っていました。


意外な例ではジミー・コナーズは結構喧しかった。

もちろん艶かしくない。

気合入ってんなあ、という感じだった。

室伏選手のような投擲の選手や、

重量挙げなら一瞬の力を搾り出すために

声を発することも効果的だそうだから、

テニスでもフォアハンドならそれも十分納得が行く。

両腕を使うバックハンドでも納得できる。

でも、ボレーで声が出るのは反則気味ではないか?

感情で相手を威圧しているようにも見える。

ああいうのは、いろいろな意味で不愉快だが、

個人の美的感覚や価値観の範囲のことなので、暴言でない限り、議論にならない。

「騒音」として処置したり、「声を出して打球してはならない」というルールは、

英国人なら作らないだろう。

「奇声に近くて、あまり愉快じゃないけど、議論する価値もないから・・・」

と大人の国の人々は言うだろう。

公共交通機関の中で、

携帯電話に必要以上の怒声を浴びせても誰も何も言わないしね。

でも、明らかに皆が不快に感じている。

その世界を遮断する方法は自らも携帯電話を使うことと、

ウォークマンなどで耳栓してしまうことしかないのだろう。

どちらも使わない拙は「喧騒の中の瞑想」を試みるしかない。

英国のコモンセンスにも歪みが来ているように思えるのは拙だけか?






いきなり何なんですか、シャラポヴァちゃん。

そんな怖い目で見なくても、

ニラメッコでは負けませんよ。




雨にも関わらず、試合を続行した審判に対して、杉山選手は何かを言っていました。

テレビのコメンティターは「怒っている」と言ってましたが、

それは違うでしょう。

「当然行われるべきことをしていない」 と訴えたんでしょうね。

それにしても、シャラの勝負への執念は凄まじい。

ホーク・アイのチャレンジ権を3度のうち2度行使して、2度ともジャッジを覆しました。

ホーク・アイとは「鷹の爪」じゃなくて、「鷹の目」を意味しますが、

ラインのどこにボールが着地したかを記録するセンサー技術のことです。

日本のキーエンス社の開発した技術だと聞いています。

ジャッジがオカシイと、シャラはホーク・アイでのチェックを願いでたわけです。

あんなんじゃ審判要らないじゃん、とは言えませんが、

人間の目の限界、シャラの視力の良さ、そして勝負への執念がよ~く判りました。






ウィンブルドン・チャンピオンシップは通常の場合、

日曜日に試合は行われないものですが、

本年は雨天が続くために日曜も試合が行われるかもしれぬ、という話も出たそうです。

結局、本日は NO PLAY に決まりましたが、来週の天気も連日怪しいところです。




先日の中村あい子選手のダブルス試合も終わったのが夜9時半ごろだったかな。

曇天でまさに日没直前ってところでしたが、先を見越しての試合消化だったんでせう。

寒くて帰りだすヒトもいましたが、

拙の周囲には日本人の「音」がしていました。

寒いと「スー、スー」と口から息を吸い込んで音を立てるでしょ。

あれは日本人独特の寒さの示威行為ですね。

他国人でそういうことをするのを見たことがありません。

立ち見で中村選手を応援している間、

周囲からその種の音がたくさん聞こえてきました。

右からも「スー、スー」

左からも「スー、スー」

下からも「スー、スー」

いえ、本当です。

日本人は小さいのれす。

けっこう気になる音なのであります。

音を立てている本人は気づかないんでせうね。

息を吸い込んだら返って寒くなるんじゃないすかね。



寒いと言えば、7月だと言うのに、朝晩ラジエーターを点けています。

そうしないとタオルも乾かないし。



そうそう、英国に来られる喫煙者の方々、

本日から英国では全面禁煙ですよ。

罰金は50ポンド(12500円)と言われていますが、

禁煙室内で誰かがタバコを吸うと、過失であれ何であれ、

その設備管理者は最大で2500ポンド(62万5千円)の罰金を支払うことになるそです。

その管理者と喫煙者との間の係争も増えるんでせうか。

言いたいことは、罰金は50ポンドだけじゃないよ、ということです。




本来、ブログを更新している余裕など無い筈ですが、

故あって、

昨日の画像を更新します。

一昨日杉山にシングルスの試合で敗退したSouth選手のデブルスの一回戦でした。負けても全然悔しそうデないところがハイソですね。




杉山のシングルス2回戦を観に行くと、目の前にBBCのカメラが置かれていました。

杉山の対戦相手となったCornet選手はまだ17歳であります。拙娘とほとんど変わりません。この試合では杉山選手のプロらしさが存分に伺えました。Cornetの態度はとても子供です。でも、将来はけっこう凄くなりそうな予感をさせる選手でした。

杉山愛ちゃんは小さいですね。拙の目線(180cmくらい)から撮影したので、判り易いでしょう。

森上選手も手堅く勝ち!



中村あい子選手もダブルスで順当な勝利。結構インテリジェンスなテニスでした。



何、この脚の長さ?

ハンチュコヴァ選手であります。



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